ギャラリー索引漆物語技法組合ギャラリーニュース

高岡銅器とドッキングした「金胎漆器」

金胎漆器
◆ 金胎漆器/ふくろう、孔雀 ◆

 素地に金属、表面に漆が塗られた金胎漆器は、錆付け、中塗り、上塗り、ロイロなど、一般の漆器工程とまったく同じ作り方をする。特徴は中身が金属、主に鋳物であるからどんな変形のものでも形は自由にできる。また、木と違って湿度や温度変化によって変形もしない。欠点としては少々重いといったところである。

 高岡では昭和五年から七年度の工業試験場の業績工程に「金属応用による漆器素地の研究」という記録がある。接合部に板金を使った素地、丸物に金輪縁を使用するなど素地の改善を図ったと記述されている。当時の目的は、素地の狂い、亀裂を防止することだったようである。

 デザインに主眼が置かれたものとしては、昭和四十七年に工業試験場で銅、アルミ、鉄を木地とした金胎漆器「孔雀」「ふくろう」「牛」など二十数点を試作している。金胎漆器の技術は古くからあるが、現代感覚の商品として再構築したところに意味がある。当時、東京晴海で開催された全国試験場作品展に、それらの金胎漆器の試作品が出品されて好評を得た。

BACK< >NEXT


| 入口 | 索引 | 高岡漆物語 | 代表的な技法 | 組合の紹介 | ギャラリー | ニュース |